徳利いか【京都宮津・鞍岡商店】【選りすぐりのイカ銘品をご紹介】

イカ所長
イカ所長セレクト・全国のイカの銘品をご紹介します。

目次

京都・宮津の、伝統ある”いかとっくり”。

本日紹介するイカアイテムは、こちらです。


京都宮津・鞍岡商店さんが製造・販売する徳利いかです。

お値段は1コ990円(税込)。
相場がわかんないですけど(笑)、きっととてもお買い得なハズ。

徳利いかは約70年前に商品化され冬の風物詩として定着。 作業は宮津市漁師・鞍岡商店さんで毎年12月~3月 に行われ、胴長25センチほどのスルメイカを用い 足や内臓などを取り除いた後、下部を輪ゴムで縛る。 その中に何度も空気を入れて膨らませ形を整え、 4~5日間乾燥させたものです。

するめいかで作った徳利とおちょこのセットです。

鞍岡商店の商品説明より

たんぱく質の含有量がものすごい!
賞味期限は5ヶ月以上、とのこと。

<お召上がり方>
徳利いかは、熱燗の日本酒を入れて下さい。 風味が抜群です。2.3回程使ってお飲み頂けます。
お酒にはいかの香りと味がついて、イカには酒が染みて珍味です。そのあとは焼いてお召し上がり下さい。
熱燗を注ぐとイカの風味が広がり、火であぶれば酒のさかなにもなる。一つで二度美味しい♪。
食べられる徳利とおちょこです。
※個体のイカを使用しているため多少漏れる場合もございますがご理解下さいませ。

開封。漂い溢れるスルメイカの香り。

開けてみました。

ビンテージ感のあるフォルム・色合い。
イカの香りが辺りに充満します。

表面に粉を吹いているように見える白いモノは、タウリンです。
乾燥によりエキス分が浮き上がって表面にでたものです

一度使用して若干やわらかくなり、形も少しばかり崩れておりますが、まだ3回くらいは使えそうな雰囲気。

ちょっと安定感が悪く、慎重に取り扱わないと倒して中のお酒をこぼしてしまいそうです。

使ってみる。粋な時間を演出するステキ徳利。

では実際に使用してみます。

使用する場所には少しこだわってみました。

大分県・くじゅう連山。
その山々に囲まれた標高1200米の山腹の山小屋、法華院山荘(の外のテーブル)にて、徳利いかを試します。

中に入れる酒ですが、
熱燗がやはり、イカトックリのポテンシャルを引き出しやすいようです。

今回は大分県の大定番・『西の関・手造り純米酒』をチョイスしてみました。
最近の日本酒に多いフルーティで華やかなお酒とはまた路線の違う、米の旨みが豊かな昔ながらの酒です。
この酒をだいたい50℃くらいまで温めて…

徳利いかの中に注ぎます。

む~~ん、よい香りが立ち上ります。

では頂いていきます。
お猪口に注いで…

おっとっと、いきなり溢れてこぼれます。

お猪口はとても小さく、しかも完璧な器でなくあくまでもイカですから。
この不便さも一緒に、味わいましょう。

ぐいっと口の中に流し込むと、
まあ、美味しいじゃないですか!

イカの香りと旨み成分が、しっかり熱燗の酒に染みています。
猪口を傾けた際に、鼻孔にそっと入ってくるイカと酒の合わさった香りが、ムードを高めます。

つまみもイカで。

ちなみに、数十分飲んで楽しんだあと、徳利を噛んでみましたが歯が立ちませんでした。

説明にあるとおり、2~3回使ったあとで裂いて炙って頂く、というのが理想です。
家に持ち帰って、乾かしてからまた後日、楽しむこととしましょう。

いかとっくり、応用編。

非常に情緒のあるステキな商品だ、ということは良くわかりました。
皆さんにもイカ所長セレクトとして太鼓判を推してオススメしたいと思います。

そうなると次は当然、誰もが「ランプシェードにもなるよな?」と考えますよね。

夜の山ということで、当然ヘッドライトは持ち歩いております。
その安全性・機能性で絶大な信頼を得るフランスの登山用品メーカー・PETZLのヘッドライトに、徳利いかを載せます

なんて、やわらかい光なんだ。
すべてを許し、包み込むような優しい色。

いつまでも眺めていられます。
押し付けがましくなく、だがしかし確信をもって、わたしたち人類を未来へと導くやさしい光。

徳利いかは、疲れた大人をも優しい笑顔にするヒーリング・イカ・アイテム!

徳利イカ、十分に楽しませて頂きました。
これは実用というよりは、時間や気持ちの余裕があるときに楽しむためのもの、です。
機能に関してアレコレいうのは粋ではありません。

また今回はランプシェードとしての使用を提案させて頂きましたが、花瓶鉛筆立て小物入れなど、アイディア次第では色んな用途が考えられるのもステキです。

お値段もびっくりするほどお安いですし、一度お試し頂いてはいかがでしょうか。

では、今日はここまで。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございましたくコ:彡

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この記事を書いた人

イカ所長のアバター イカ所長 博多イカ研究所 所長
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