【徹底比較】実録！名店食べ比べ・呼子編⑦イカの活き造り【かべしま】

イカ所長

名店の「イカの活き造り御膳」
ばかりを食べ比べするシリーズ
呼子編・その⑦！

今回ご紹介するのは、呼子港から車で15分ほど、呼子大橋を渡って加部島の一番奥まで突き進んだところにあるかべしまさん。

途中、アメリカの映画にでも出てきそうな爽快な一本道（”加部島ハイウェイ”と呼ばれているそうな）を突っ切ります。

そしてお店から百メートル程度のすぐ近くには、杉ノ原放牧場という絶景地帯があり、ロケーションは本当に贅沢極まりない。

が、メジャーな観光地とも言えないので、逆に人が訪れることが少ない超穴場、といえます。

【呼子のイカの名店　かべしまの基本情報】

店名	かべしま
住所	佐賀県唐津市呼子町加部島260-1
営業時間	3月～10月 11:00～18:00（L.O.17:00） 11月～2月 11:00～17:00（L.O.16:00）
定休日	元日、水曜日※祝日・ＧＷ・お盆・正月期間は除く
電話	0955-82-5187
HP	http://www.kabeshima-yobuko.com/
備考

訪れたこの日は、平日・月曜日の11時。開店と同時の一番乗りでしたが、そんな早い時間からもポツポツとどんどんお客さんが入ってきます。
11時30分くらいになるとそのペースは早まり、続々と来店があります。

平日でもこの調子です。明らかに他のお店でなくココのお店に食べに来た、という目的客であり、「かべしまでウマいイカを食べるのだ！」という強い意志を持って来られているのだ、と、強いイカオーラを感じます。

イカ通たちが集う店。土日ならなおさら、早い時間を狙うべきでしょう。

店内に入るとまず、水族館のような生簀がお迎え。

そして店内奥に歩を進めると、、、

最高の眺めです。

呼子港近くのイカ名店密集地帯と違い、ここから見えるのははるか遠くまで開けた外海。透明度の高い、青い海。

でっかいスケール感のオーシャンビューを満喫できます。

ジャズのBGMが軽快に流れる店内はかなり広々としており、お子さん連れでも安心かも、です。綺麗な海が見える開放的な空間で、きっとお子さんも大喜びでしょう。

さてメニューをチェックです。

イカの活き造り付きのコースは3種あり、その中でもいちばんオーソドックスな「おばせコース」を注文します。
イカしゅうまいもついてない、ミニマルな構成です。

ちなみにプラスちょっとでアップグレード、超贅沢できます。アワビ踊焼きや、魚の煮物・サザエの壺焼きが付いてくる…、これは魅力的ですね。

イカが到着しました。

お膳はスタンダードな構成ですが、お汁に漬物、ご飯もしっかり美味い。

イカ。
めっちゃ透明です。
イキの良さが伺える、コリッと小気味よい歯応え。
優しい甘さと、しつこさのない心地よいネットリ感。

うん、かなり美味しい。

こちらのお店では生け簀の水の管理にかなり気を使っておられます。沖合300メートルで汲み上げた海水を使っているそうで、そりゃイカも嬉しいでしょう。

海水の循環に気を遣ったり、より綺麗な海水の質を求めて沖合から海水を汲んだり…。イカにストレスのない環境を作るため、各店が様々な工夫を凝らしているところが、奥が深く面白いです。

天ぷらもうまい。
そのクリスピー具合は、もはや唐揚げに近いか。
ザクゥッッ！といい音を立ててくれます。
カレー塩で味変出来るのもイイですね。ビール飲みたい。

抹茶プリンがめちゃめちゃ美味しかったことも、チラッとつけ加えておきましょう。

ああ、美味しかった。

ごちそうさまでした。

素晴らしいロケーションで、お店に到着するまでのアクセスでテンションがあがる。そしてイカを食べれば、そのクリスタルに澄んだ身の甘さにまた、テンションが猛烈にあがる。

旅の情緒と間違いない品質のイカ。呼子の中心地からは少し離れていますが、このお店は間違いない。

かべしまさんは、旅の醍醐味・非日常感を満喫しつつ、最高級の品質のイカが楽しめる名店です。

イカ所長

それでは、
イカメーターを作動いたします。
せいっ！

イカ研名物☆イカメーター

商品名称	おばせコース
金額	2,948円（税込）
内容	いか活き造り、後造り、小鉢、茶碗蒸し、ごはん、汁物、漬物、デザート
透明度	★★★★★ 輝きのクリスタル
甘み	★★★★★ 甘み豊か
イカの大きさ	★★★☆☆ 標準的サイズ
後造り	★★★★☆ クリスピー感が最高
イカ以外（付け合せ）	★★★☆☆ シンプルな構成です
総合	★★★★★ ロケーション最高、イカの美味しさはロケーションよりもさらに、最高