一緒に楽しみたい呼子周辺のオススメ観光スポット案内!
誰もが認めるイカの町、呼子。
イカの活き造り体験はもうそれだけで、ひとつのエンターテイメントとして完成されています。
しかしお伝えしておきたいのは、呼子はイカ以外にも魅力がたくさんある、ということ。せっかく呼子に来たのなら、素敵な観光スポットを逃してしまうのは勿体ない。
今回はそんな呼子の素敵な観光スポットをご紹介していきます。
【佐賀・呼子】活イカと共に楽しむ観光スポット【呼子朝市】毎日開催!ウニやアワビもその場で食べられる
まずは比較的有名な定番スポット、呼子朝市をご紹介します。
日本三大朝市に数えられる、呼子朝市。ちなみに他の2つはといえば、石川県の「輪島朝市」、千葉県の「勝浦朝市」。
車両進入禁止の通りに、ズラリ数十軒の露店が並んでいます。
呼子港のすぐそばにあるこの通りには、両側に、昔ながらに対面で品を売るおばちゃんたちが。
この朝市は、なんと今まで100年もの間、続いてきた歴史があるそうです。
その起源は、江戸時代に漁師と農家が、鯨肉や鮮魚と農産物とを物々交換したことがはじまり、と言われています。
観光客のためのもの、というより、100年の昔から地域に根ざし普段の生活に欠かせないマーケットだったわけです。
7時30分から12時まで、毎日開催、お休みは元旦の1日のみ。
売っているものは様々ですが、一番多いのはやはり海産物。
なかでもイカの一夜干しを売ってるお店が多いですね。
その他にも、様々な種類の鮮魚が並べられています。
「買っていかんね~」「食べていかんね~」と、元気なおばちゃんたちは、ほとんどが旦那さんや息子さんが漁師、だそうです。
なかには生きたウニやアワビをその場で割って、その場で食べさせてくれるお店もあります。
500円で購入したウニを割ってもらい、頬張ってその甘みに感激していると、「美味しいやろ~」とニカニカ微笑みかけてきます。おばちゃん達とのこういうやり取りも、朝市の醍醐味ですね。
【佐賀・呼子】活イカと共に楽しむ観光スポット【鯨組主中尾家屋敷】イカの前にはクジラの街だった!捕鯨で栄えた呼子の歴史を知る
今でこそイカの町としてその名が知れている呼子ですが、実は長きにわたってクジラの町として知れ渡っていました。
そんな呼子の町で、江戸時代から明治初めの頃まで、クジラビジネスのトップリーダーとして君臨し巨万の富を築いて来たのが中尾家。
そのお屋敷が、当時のままの姿で保存され見学することが出来ます。
中尾家は、8代・170年間にわたり呼子を拠点に捕鯨業を営んでいました。
鯨は、肉を食用に、鯨油を灯火用の燃料にするほか、骨やヒゲは手工芸品の材料に使用されるなど、大変重宝されました。
「一匹の鯨に七浦賑わう」
=獲物が大きいと、その恩恵を受ける者が多いこと。一頭の鯨がとれると、七つの浦がうるおうという意味。「七浦」七つの浜。多くの漁村。
と言う諺・慣用句が出来るまでに、その恩恵は大きいものでした。
入場料210円を支払って、中にお邪魔します。
お屋敷の内部をグルリと散策出来るほか、敷地内に併設された資料館も大変見応えがあります。
こちらの資料館では、呼子の北の沖合に位置する小川島を中心に行われた捕鯨の、当時の熱気をそのまま伝える貴重な資料が展示されており、捕鯨文化についてもっともっと知りたくなります。
【佐賀・呼子】活イカと共に楽しむ観光スポット【名護屋城】戦国時代オールスターが集結した幻の名城
金のシャチホコで有名な名古屋城なら知ってるけど、名護屋城??
という方も多いかもしれません。
名護屋城とは、豊臣秀吉が朝鮮出兵に際し、出兵拠点として築いた城です。
1592年の開戦から秀吉の死で諸大名が撤退するまで、約7年間の間、大陸侵攻の拠点となりました。
城の面積は約17ヘクタールにおよび、当時ではなんと大坂城に次ぐスケール。伏見城や聚楽第にも匹敵する絢爛豪華な城であったといわれます。
周囲には130以上にのぼる諸大名の陣屋が構築され、全国から20万人を超える人々が、集ったとされています。
当時の建物はいまや残されていませんが、「築城の名手」とよばれる加藤清正を始め九州各地の大名を動員した分担工事でわずか5ヶ月で完成したという名護屋城。石垣だけでも、十分に迫力が伝わります。
名護屋城跡も凄いスケール感ですが、その周囲には、伊達政宗・徳川家康を筆頭に、布陣した大名たちの陣の跡も多数整備されています。
こちらも建物が残されているわけではありませんが、城跡や陣の跡を実際に見て回ると、当時の熱気や秀吉はじめ各大名の大いなる野望などに思いを馳せ、きっと何か感じることがあるはずですよ。
【佐賀・呼子】活イカと共に楽しむ観光スポット【波戸岬】開放感あふれる恋人の聖地。つぼ焼き売店もそそられる!
呼子の中心地から車で15分程度。九州本土の最西北端、波戸岬。
ピースフルな空気に満ちた、小さな岬です。
海中展望塔もあり。
水深7メートルの海の中にある海中展望室からは、海の様子が覗けますよ。入館料は大人550円 小・中学生250円。
周辺はハイキング・釣り・キャンプ・海水浴など、いろんな楽しみ方が出来るリゾートエリアとなっています。
また駐車場を囲むように建てられたプレハブの長屋の中には、「さざえのつぼ焼き」等の海産物を焼いて提供するお店がズラリ並んでいます。サザエのほかには、アワビや牡蠣、イカ焼きなども。おばちゃんがマンツーマンで焼いてくれますが、そのやり取りもまた、面白い。
波戸岬のシンボル、ハート型のモニュメント。お気付きのとおり、波戸岬だから、ハート。
最高にバエる一枚を、旅の思い出にどうぞ。
岬の先端・灯台のある辺りまで歩いてみると、岬の先端部分でちょっとニヤリ。
ハートのモニュメント、その2。いい味出しています。
こういうユーモアも、素敵ですね。ホッコリしました。
【佐賀・呼子】活イカと共に楽しむ観光スポット まとめ
イカがでしたでしょうか?
歴史と文化のスケールを感じさせる素敵な観光スポットがたくさんの呼子。綺麗な景色ばかりでなく、その背景や歴史を知ることで、もっと好きになること間違いなし。
そして観光の前に、または観光の後には。
呼子の潮風を感じながら、是非透明で甘いイカの活き造りを楽しんでくださいね。
では、今日はここまで。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございましたくコ:彡