博多や呼子など、ヤリイカ活き造りの世界をより深く楽しむならば、イカの身体のことや栄養のことについても、知っておきたいものです。
可能な限り、噛み砕いて簡単に解説したいと思います!
一緒にイカについて詳しくなっていきましょう。
【イカの身体】活き造りで学ぶ、イカの身体の構造
イカの身体についてもっと詳しく知れば、食べるのがもっと楽しくなるし、美味しい食べ方もわかるようになる。
実際のヤリイカ活き造りを見ながら、どの部分がどれなのか、確認してみましょう。
【イカの身体:腕】頭から腕が生えてる頭足類。上弦の伍・玉壺と同じ
一般的には足と呼ばれますが、実は腕。物を捕まえたりする機能があるため腕、なのです。
10本の腕のうち2本は、吸盤が先端に集中している”触腕”と呼ばれる構造をしています。この触腕を使ってエサを捕食しますが、身の危険を感じると触腕を自らちぎり取って逃げることもあります!
【イカの身体:眼】人間とよく似た、大きな瞳
イカの目は大きく、白目と黒目があり、人の眼に近い構造をしています。
【イカの身体:漏斗(ろうと)】推進力を得るジェットエンジン
腹側の、眼と眼の間にあります。
呼吸によって取り込んだ海水を、漏斗から勢いよく吐き出すことで推進力を得ます。
漏斗を前後左右に曲げることで、進む方向を変えることができます。ちなみに墨も、漏斗から吐き出されます。
【イカの身体:ひれ】バランスをとったり舵をとったりする翼の役目
”えんぺら”とも呼ばれます。エンペラーではありません。
水中でバランスを保ったり、かじ取りをしたりする役目があります。
【イカの身体:外套(胴体)】トンガリ頭ではなく、胴体なんです
内臓が入っている部分です。
【イカの身体:口】腕でガッと掴んで、そのまんまグワシッと喰らう
イカの口は腕(というか足)の付け根の中央にあり、”カラストンビ”と呼ばれる、アゴにあたる器官がついています。
このカラストンビで魚などのエサを噛み切って食べて、口の中にあるおろし金のような器官ですりつぶしてから内臓に送り込みます。
【イカの栄養】イカを食べて健康になろう
イカの栄養は、実は近年の健康トレンドにマッチしているものばかり。高タンパクで低カロリー、ビタミンはバランス良く存在し、不飽和脂肪酸を含んでいる…、と良いことだらけ。
食生活にどんどん積極的に取り入れ、健康なイカした身体をつくりましょう。
【イカの栄養:たんぱく質】アミノ酸スコア優秀!筋トレ・ダイエットに
イカはタンパク質が豊富な食物です。
種類によって異なりますが、アミノ酸スコア70~100で、アミノ酸組成の整った良質なたんぱく源です。
エビ・カニ・カイなどと比べても、圧倒的に効率的なタンパク質食品です。まさに筋トレの味方です。
【イカの栄養:良質な不飽和脂肪酸を含む】もちろん低カロリー・低脂質
イカの脂肪含量は約2%。魚介類の脂肪は、およそ5%以上なので、随分と少ないことがわかります。そもそも脂質が高くないことに加え、含まれる脂質といえば、ドコサヘキサエン酸(DHA)やイコサペンタエン酸(EPA)といった、健康や脳にも良いとされる脂質です。動脈硬化症、脳卒中などの循環器系疾患の予防効果があるといわれています。
【イカの栄養:タウリン】疲労回復!脂肪燃焼効率アップ!
イカの代表的な栄養素といわれるタウリン。タウリンにはホメオスタシス(恒常性の維持)作用があり、 体内の機能の働きを制御したり、 機能が低下した時には改善させると言われています。また筋肉疲労の回復や、運動時の脂肪燃焼効率の上昇などの効果も確認されています。
ちなみに、干したスルメイカの表面に吹く粉はタウリンが結晶化したものだそうです。
【イカの栄養:ビタミン】海のビタミン剤、と言われるほど!
イカは海のビタミン剤と言われるほど多種のビタミンがバランスよく存在し、なんとビタミンD以外の全てのビタミンを含んでいるのです。その中でも、ナイアシンが多いことが特徴です。
【イカの身体と栄養】 まとめ:イカは次のサラダチキン(鶏ささみ)としてブームが来る!(かもしれない)
イカの身体と栄養について、お届けしてまいりました。
コンビニで売っているサラダチキンのように、イカが機能的な食品として大きくもてはやされる時代が、きっと来るでしょう(かもしれない)。そんなブームに先駆けてイカを食べまくれば、時代を先取りした流行に敏感な人として一目置かれることでしょう。
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では、今日はここまで。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございましたくコ:彡